介護職員初任者研修は、介護の入門資格です。介護に関する基本的な知識やスキルがあることを証明することができます。もともとはホームヘルパー2級と呼ばれていた資格ですが、2013年度から介護職員初任者研修に変更になり、本筋は変わっていないもののいくつか変更された箇所もあります。
ホームヘルパー2級は規定の研修を修了すると資格を取得することができましたが、介護職員初任者研修は規定の研修が終了した後に試験が行われ、合格した人のみが資格を取得することができます。ただし、試験はそれほど難しくありません。
ホームヘルパー2級ではスクーリング42時間+実習30時間でしたが、介護職員初任者研修ではスクーリング90時間で実習はありません。実習がなくなった理由は、実習を受ける施設によって学べる内容に違いがあるからです。
介護職員初任者研修の資格は、年齢や性別、学歴などに関わらず、研修を受けて試験に合格すれば誰でも取得することができます。日本語を理解し、読み書きすることができれば外国人でも取得できます。そのため、介護未経験者でも不安なく取得を目指せる資格です。
受講方法によっても異なりますが、1ヶ月から3ヶ月かかるのが一般的です。
スクールによって異なりますが、10万円前後が相場になります。
介護施設や訪問介護、デイサービスやデイケアの仕事に活かせます。
土日のみの研修もあるので取得することはできます。
介護職員初任者研修のスクールを選ぶ際に重視すべきポイントは、通いやすいロケーションにあることです。できれば30分以内で通学できるのが理想です。また、自分に合った通い方ができるスクールであることも重要です。仕事をしていない場合は短期間で取得するために毎日通うコースでもよいですが、仕事をしながら取得を目指すなら土日コースのあるスクールが良いでしょう。
介護職員初任者研修の資格を取得するためのカリキュラムは、厚生労働省によって規定されています。そのため、スクールによって学ぶ内容が大きく異なることはありません。カリキュラムは、介護の基本や職務の理解、認知症の理解などについて学ぶほか、実技も学びます。全部で130時間のカリキュラムが組まれています。通信講座もありますが、通信講座だけで終了することはできません。